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アナログを堪能する!その2

2024-11-06
カテゴリ:行ってきた
前回の続きです

前回はこちら


次に蓄音機を見せてもらいます。

今まで蓄音機はもとより、レコードというものも触れる機会がなく。

実際に聴く機会もありませんでした。

ただここ数年前から、昭和レトロブームやLo-Fiといった、懐古文化や不完全を味として楽しむ文化の台頭により、僕自身もアナログな音楽機器に、とても興味がありました。

実物を見てみたい。実際に聴いてみたい。

そう思っていたところ、西方寺さんが蓄音機見学会を快く了承していただき

初めての蓄音機鑑賞です。
蓄音機
蓄音機
なんか、僕の思っている蓄音機と違う・・?

なんか円盤が水平にぐるぐると回っているのが蓄音機だと思っていましたが、

若干違うなあ・・。


そう思っていると住職さんが説明して下さいました。

なんと、エジソンが最初に発明したタイプのもの、これが元祖蓄音機なのだそうです。

ロウでコーティングされた筒に音楽が刻まれていて、それを回転させながら針で読み取ることで音が出るとのこと。

ただそのままではその場で回転するだけで進まないので、隣のらせん状の溝に連動する装置をかませて音楽を再生するという仕組みだそうです。

シンプルながらも洗練された美しさがありますね。

もちろん音楽も流れており、僕の主観ですが、再生しているぞ!というより自然と音が流れ出ているというような印象でした。

音源の筒も日本ではなかなか手に入らないため、海外輸入だとのこと。

初めての蓄音機体験。ちょっとよだれが出ていたと思います。


つぎにSP盤というレコードを見せていただきました。

レコードにはSP盤とLP盤というものがあるらしく、最初に出来たのがこのSP盤だという事です。

住職のコレクションリストを見せていただき、好きなのを持ってくるよと言われたのですが、

美空ひばり以外あまり分からなかったのですが、かろうじて名前を知っているルイ・アームストロングを選びました。

SP盤
SP盤
こちらも手回しで円盤を回転させ、レコードの溝を針で読み取る感じ。

針につながった管で音を増幅させて、かなりしっかりした音量で音楽が流れます。

また、音楽再生の装置ですが、感覚ではパイプオルガンなんかの楽器に近いんじゃないのかなって思いました。

そしてこの音楽を読み取る針も、金属製のものと別に、レコードを傷つけにくいサボテンの針があるとの事で、こちらに交換して再度聞かせていただきました。

金属針と違い、よりマイルドな音が流れます。それでいてしっかりとコシのある音です。

僕はこちらの方が好きでした。

ただ、住職さん曰くこちらのサボテン針、野生動植物保護のワシントン条約により輸出入禁止の入手困難品という事で、

貴重な物のオンパレードで震えました。でも耳が幸せでした。

あ、このレコード再生の針は、金属の針だと1再生で1本使い捨てとの事ですが、サボテン針は研ぐことで再利用できるそうです。

で、その研ぎ機を住職さんが自作して販売しているそうなので、近隣で嗜んでいる方はぜひお買い求めください。

そんな感じでその後LP盤も違いを教えていただき、これまた僕が気になっていた真空管アンプ。

そして、電傘にエジソンランプのお洒落インテリア。

時計に業務用録音再生機?などなど数多の貴重な品を見せていただきました。

電傘とエジソンランプ
電傘とエジソンランプ
真空管アンプ
業務用録音再生機?
いや~楽しかった!!

あれ、でも何か忘れてない!?

あ、お寺の外観・・・。撮影してない・・。

これだと、初めて訪れる方はイメージが付きにくい・・。

今回マニアックな話が多かったので、私は行けないわ、なんて思う方がいたら僕が困ってしまう・・・。

撮影したものを見返します。


一枚だけ、ありました!↓↓
一休さん
うん、これで十分伝わるな!ヨシ!!


おわり。
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