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もし車が水没して取り残されたら・・・。その2

2024-09-06
カテゴリ:車の疑問
前回の続きです。

もし車が水没して取り残されたら・・・。その1


準備は万全という状況まで来ましたね。

それでは、もし車が水没したら、脱出編です。


※ここからは息の詰まるような内容ですので、苦手な方は注意して見て下さい。
水没対策!~脱出編~
ここからはJAFの実験等を参考にして記載していきます。

まず第一に、『焦らないこと』

パニックにならず、冷静に対処すれば必ず大丈夫だと強い気持ちを持ってください。

JAFの実験を見る限りにはなりますが、車内が密閉された車は、いきなり水没するわけではなく、徐々に浸水していきます。つまりある程度の猶予は残されているわけです。

次に『消防又は警察等に電話』

脱出できた場合でも状況によっては陸に上がることが困難な場合もあります。

レスキューが駆けつけるという安心感も大切です。

救助を要請して下さい。

また、スマートフォンで救助を要請する場合、GPSをもとに位置を特定するそうなので、必ずONで行う事。


また、緊急SOSが搭載してある機種はそちらにかけると最寄りの警察や消防などの緊急連絡先にかけることができるそうです。


そして『脱出を試みる』

まずシートベルトを外しましょう。

外れない場合は、前回の記事に記載したシートベルトカッターで切断して下さい。

次に窓ガラスを割ります。

車内と外の水圧の差がある場合、ドアは開かない可能性が高いです。

前回の記事で用意した脱出用ハンマーを、ご自身の車の強化ガラスでできた部分に叩きつけ割ってください。

ドアガラスを割った場合、密閉空間でなくなるため、急激に水が浸入してきます。

落ち着いて、車外への脱出を行って下さい。


とりあえず車内からの脱出は以上になります。

一応JAFのサイトには、上記全てがだめな場合、車内外の水位差が小さくなった(車内に水がほぼ侵入している)とき、ドアが開くかもしれないと記載されていますが、あくまで最終手段のように感じますので、落ち着いて窓から脱出する手段を取って下さい。

詳しい行動の仕方は、参考にした動画を載せておきますので、こちらを見て下さい。

JAF公式の動画はなぜか360度動画になっています(そしてなぜかリアル音響版も存在する。)VR機器をお持ちの方は試してみると、より具体的なシミュレーションとなるかもしれません。

ダムに車が転落 看護学生が死亡 水没したら…JAFの実験「窓が開かない…脱出用のハンマーで窓を割って逃げて」
360度動画でVR体験!水没車両からの脱出【解説版】
今回は、海や川などにいきなり水没した場合を想定した内容でしたが、

豪雨などの急激な水位の変化などによる浸水の場合や、乗車人数や夜間など、

想定しうる状況は多岐に渡り、それぞれ対処法も変わってきます。

万が一に備えるのも、もちろん大切ですが、

普段から車道を逸脱する事が無いように、運転を気を付けるだけでなく。

冠水した路面や、水路等。危険と思われる箇所には極力入らないように心がけることが大切ですね。


おわり



【以下参考にしたサイトまとめ】
その1準備編
日産自動車 『水没したときの対処のしかた
グーネットマガジン 『車のウインドウガラスの記号とは
その2脱出編
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